助産院で出産するか、病院で産むか迷ってる方に向けて書きます。
助産院を選ぼうとした理由ってきっと病院で産んだ人の話を聞いて怖くなったとかでしょうか?
あとは、フリースタイルでの出産を希望されている?もしくは、助産院で自宅出産のような経験がしたいのでしょうか。
しずく
いまはすでに出産の介助はされていないのですが、わたしは先生と全然相性がよくありませんでした。
フリースタイルでどんな体勢で産んでもいいと聞いていたけど、基本的には分娩台と同じ姿勢だし。。
でもね、助産師さんがひとりついてくれて、その方はめちゃくちゃベテランさんですごく心強かったよ。
出産する時に周りの出産の話を聞いて怖いと思ったことはありませんか?
総合病院での出産…、おなかを押されて苦しかった…すっぽんのようなもので押し出して産んだ!とか会陰切開をして縫うのがすごく痛かったという体験談は嫌でも耳に入ってきますよね。
全然、看護士さんが近くにいてくれなかったという話を友人から聞き震えあがりました。
どうしてもイヤな体験って耳に残ってしまいますよね。
そんな中、「フリースタイルで産んだ」と聞くととても魅力的な体験談に聞こえます。
わたしの友人は、私立病院で縄を持ってしゃがんで産んだ。スルッと楽に産めたと話していて「フリースタイル」にとても興味を持ちました。
わたしの目標はただ一つ。
痛いのはいや!楽に産みたい!
そこからフリースタイルで産めるところはどこ??と調べ始めました。
フリースタイルの対応をしている産院を探すのはとても難しく。。
調べていくと大阪市内にも助産院がいくつかあることが分かり、住んでいる地域から一番近い場所を選びました。
⇒助産院一覧はこちら
少し情報が古いかもしれませんので、一度お近くの助産院へ電話で問い合わせてください。
わたしが電話したときも一切繋がらなかった助産院もありました。。
しずく
どこで産むか考え中のあなたの参考になればいいなと思います。
もくじ
助産院とは、どんなところ?
助産院と言えば、アットホームな印象がありませんか?家族のように接してくれるとか、畳で落ち着きます。
入院した部屋は、もはやテレビもなくベッドオンリーでした✧そして、5日間滞在してベッドの布団を干すこともなく、なんていうか全部自分ひとりでしましたよ。
もうちょっと、なんていうかな。かいがいしくお世話してくれるかなって思ってましたが、産褥シートの様子すら見てもらいませんでした。
助産院では医療行為が出来ない
一番重要なことは医療行為が一切できません。
助産院では、医療機関や医者の介入なく助産師のみで出産します。もし万が一、出産中に母子ともに命に係る重大な問題が起きた時にすばやく
対応してもらえるのか、危険を見極めてくれるのか?ということが一番大切。
助産院は、分娩の手助けをして、妊婦・褥婦、新生児の保健指導をする場所として設置されています。
助産院ではどんなお産をするの?
この助産院では、
- ソフロロジー方式
- 会陰マッサージ推奨
- トコちゃんベルト着用
この三つを口酸っぱくして言われました。
どれもこれもめんどくさがりのため、やらず。出産当日にひどい目にあいます。
そして出産のシミュレーションに出産DVDを何度も見せてもらいました。その内容は、「まったく苦しんでいない出産をしてる方」のビデオです。
終始、穏やかな笑顔で「助産院ではこんな出産が出来るんだなぁ素敵だなぁ」と思ってました。
うさぎ
検診時…
マイクでお腹の赤ちゃんに話しかけます(笑)先生がお腹の赤ちゃんにマイクで話しかけたりします。
その様子を全てDVDに録画編集したものを退院時にもらいました。(一度も見てません)
トコちゃんベルト推奨…付け方も有料で教わりました。(全然つけなかった)
会陰マッサージ推奨…妊娠36週から分娩時に会陰裂傷を予防するため会陰マッサージの指導がありました。(さぼりまくり)
我ながらひどい。それでも無事に産まれて本当によかった!
出産の時に、実はどれもやってなかったと話したら呆れられました。
くま
トコちゃんベルトで、骨盤を安定させておくのも大切です。つけることで、腹筋が鍛えられるし体型維持にもつながるんだって!
助産院での出産ってどんなもの?
バースプランを考えて自分の思うままの出産が出来ます
自分の好きなように出産を考えられるというのが最大の魅力!
ただ、私の場合は、一度NOを選んでも院長がグイグイ熱く薦めてくる。
わたしの意思は簡単に負け、院長が満足するバースプランができました(笑)
いらないと言ってもせっかくの記念なのに!と嘆かれてしまう気まずさに負けました。
一番印象に残っているのは、出産のビデオを院長の夫に撮ってもらうという話。
何回も「恥ずかしいからいらない」と断ったけど「記念になるのに勿体ない!恥ずかしくなんかないわよ〜オホホ」という具合に返ってきてしまう
きっぱり断るのが苦手な私は、流れに流されてしまう。
…結局撮ってもらいました。(もちろん見てないw)
くま
助産院の良いところ・イヤなところってどんなところ?
どんなところが良かったか、どんなところが嫌だったか振り返ってみます。
完全に私個人の感想です
メリットってどんなところ?
はじめに思いつくのはご飯が美味しいこと。
助産院では授乳推奨してるところが圧倒的に多いです。なので、おっぱいトラブルを避けるため和食・野菜中心のご飯でした。
毎食、フルーツやヨーグルトもついてきました♩
出産翌日から2~3日は、夜中に小腹すいたな~って頃に、ゆかりおにぎりを持ってきてくれました。
夜中に目が覚めて、おにぎりがちょこんと机に置いてあった時には本当に感動しました。
おっぱいあげつつ、おにぎり食べたことは良い思い出です
驚くほど静かに過ごせる
赤ちゃんと目と目を合わせて過ごすことを推奨いたため、テレビがない部屋で赤ちゃんとぼんやり静かに過ごしてました。
ひますぎて携帯みて過ごしてました。
くま
くま
面会いつでも大歓迎!家族宿泊も大歓迎♩
面会いつでもOKで仕事終わりに夜中に夫が来ることも友人が毎日代わる代わる来るのもOKでした。もちろん親族も自由に出入りできました。
私の場合ですが、木曜日に出産だったので色んな方が金土日を使って代わる代わるに赤ちゃんの顔を見にきてくれました。
ですが、産後すぐにはあまり面会にきてもらうのはおススメしません。
私は、3日目の日曜の夜には疲れすぎていました。
産後ハイも手伝って普通に座って面会に来た人と話しをしていて全然横になれない&連日ある慣れない夜中の授乳や昼間も赤ちゃんの世話で満足に寝てない…というのが3日も続くと精神的にも疲れがでて、みんなが帰ってから夫にしがみついて「疲れた…」と言いながら泣いてしまいました。
産後は、自分が思っている以上に身体が疲れているので絶対無理をせず、赤ちゃんが寝ている間には少しでも眠ったり横になって過ごしてくださいね!
産後の1ヶ月は、ゆっくり過ごさないと更年期にとてもしんどくなったり影響があるとも聞きます。無理は禁物!です。
助産師さんと仲良くなれる!
入院中、途中から入院患者は私だけだったので密に過ごす時間がたくさんありました。
授乳マッサージをしながらよくお喋りをしていました。
あと、見学にきていた出産前のご夫婦に子供を見せたりもしました。
実際の入院生活の様子を見せてもらえるのも妊婦さんとしてはメリットですよね!
イヤなところってどんなところ?
では逆にイヤだったことをつらつらと書きます。
出産時の緊急事態にその場で対応できない!
お腹の子や母体に、問題が起こった時には、提携の病院へ緊急搬送されてからの治療になります。
やはりここが最大のデメリットだと思います。
出産は奇跡の連続だと言います。
何かあったとしたらとても不安だと思うしパニックになってしまうのではないかと思います
※ただし、助産院での出産では逆子や胎児の異常(奇形等)、双子以上の多胎については、リスクが高いため対応できません。また、感染症を塞ぐための指導や会陰裂傷を出来るだけ避けるための指導もされました。
私が、出産した助産院では付き添いで助産師さんも来てくれると言っていました。
それだけ寄り添ってくれるという強い意志と信頼しても大丈夫と感じました。
会陰裂傷の危険
会陰切開は医療行為にあたるためできません。会陰部が硬いと最悪、大きく裂けてしまうこともある様です。→なので会陰マッサージ推奨していました。
産後、自分のことは自分でしなくてはいけない
完全、母子同室で赤ちゃんのお世話は全て自分でします。
これは、愛着形成にとても良いらしいのですが…
最初の頃は夜間にミルクを作ってもらったりはしましたが、途中から医院長が泊まりとかだと全部自分でさせられました。
シャワーも赤ちゃんが寝てる間にサッと入らないといけないしスリル満点!(笑)
シャワーの後の排水溝のゴミ取りや足ふきマットを干すのも自分でするのがルール。
しずく
フリースタイルじゃなかった
これは、助産院によるところですが出産の時まったくフリースタイルじゃなかった
出産する部屋には、院長が考案した出産をするマットが敷いてあり普通の分娩台でするように膝を立てて産むスタイルでした。
途中で四つん這いになりたいとか、しゃがんでしたいと要望してみたけど叶わず、背もたれがないので夫に抱えられての出産でした。
めっちゃ不安定で、私としてはこの不満が大きかったです。
そして、ここで働いている助産師さんたちは、皆さん別の院内助産院や自宅出産をいました。
働いている助産師さんが、この助産院で産まないというのも残念なところですよね
危険について
判断が遅れたりすると思わぬ悲しい事故に繋がることもある出産。
これらを避けるには助産師さんの経験・手腕・危機管理能力によるところが大きいのではないかと思います。
助産院について調べた時に不安になる書き込みなどいくつも読みました。
私が出産した助産院は、病院勤務を何十年も経たベテランの助産師さんが院長でした。
出産の時もとても慎重に心配してくれていました。
私は、こちらの助産院で産むにあたり不安はありませんでした。
同じ時期に入院していた方が、赤ちゃんに黄疸がでてることを「院長がとても心配する!授乳だから出てるだけだと思うし平気やと思うのに〜」と、あっけらかんと言っていました。
でも、赤ちゃんに何かあってからでは遅いし、慎重に心配してくれるほうが安心なのではないかと思います。
もし、助産院を選ばれる時には、しっかり院長の考え方を知ることも大事だと思います。
終わりに 助産院にはそれぞれ様々な特色がある
どこの病院を選ぶとしても、あなたが気になることをきちんと病院に確認して決めるのが一番だと思います!
あと、どこで産むにしても「自分の意見」をしっかり伝えること!
これこそが満足のいく出産に繋がります。
しずく
次回は、実際の出産一部始終を書いてみたいと思います。
出産までの18時間9分を振り返ってみます。
長くなるので、良ければお時間ある時にお付き合い下さい♩
出産の様子について
助産院でかかった費用について
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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